4月7日、フルスクールとバンビーナの合同入学・入園式を岡本わくわくハウスで行いました。ここ3年はコロナでオンラインの開催や別々の開催だったので。合同での式は4年ぶり、約60名の元気な子供たちと新入生が集合です。
まずは私から恒例の今年の「探究一文字」の説明です。普通の学校だと校長先生の話には質問などは出ないと思いますが、子供達からどんどん質問や意見がでて対話になるのが特徴です。今年の一文字は「信」。書道家に書いていただいた「信」の文字を見せ、「これはどういう意味だと思う?」と問いかけると、早速「人を信じる!」「信頼する!」、「じゃあ誰を信じるのかな?」と聞くと「友達を信じる」などどんどん意見が飛び交います。
私からは「自分のやりたいことを伝える発信や、人のやりたいことを聞く受信も大事だよね」と伝えました。
次に「自分はやりたいと思っているんだけど、友達はちょっといやがったりして困るようなことはあるかな?」ともう少し突っ込んだ質問。さあ誰が答えるかな?答えたのはなんとその日入学したばかりの一年生の女子。「私ね、怖いものがすきで、お化け屋敷をやってみたいんだけど、みんなはこわがっていやがるかもしれない。」「なるほど、そうだね、どうしようか?」「うん、皆が怖くなくて楽しめるように相談してみる」この答えには私も舌を巻きます。「信」の文字で伝えたかったこと、それはそんなに言葉を尽くさなくても、ちゃんと自分の文脈で理解してくれているのです。
次は恒例の各クラスのメンバーと担任ナビゲータの紹介。とくにフルスクールは3つのクラスの担任が毎年変わるので誰に当たるかどきどきはらはら。発表ごとに歓声が上がります。自己紹介は、自分で名前を言うだけなのですが、この時の立ち方喋り方も一人一人全然違って個性豊か。これもラーンネットらしい。
こうして今年もラーンネットの子供たちの「探究サイクル」回り始めました。
どんな一年になるか楽しみです!
(炭谷俊樹)
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