ラーンネット・バンビーナはお庭のある一軒家「わくわくハウス」で温かい雰囲気の中、
子どもたちがのびのびと個々の力を発揮できる少人数の幼稚園(認可外保育施設)です。
ある日、子どもがバンビーナのみんなで食べようと夏みかんを持ってきてくれました。
いい香りがするよと子供たちに伝えると、みんなで夏みかんに鼻を近づけてクンクン。
「どうやって食べたい?」と持ってきてくれた子に聞くと
「ゼリー!!」と元気な声で答えてくれたので、
果汁と果肉たっぷりの夏みかんゼリーを作ってみることにしました。
まずは夏みかんを半分に切って、種をとって果汁を絞ります。
自分の手のひらよりも大きい夏みかん!!
「なかなか絞れないな・・・」「でも頑張るよ!!」
ゼラチンと砂糖と水と果汁を混ぜます。混ぜる作業はみんな大好き!!
それから夏みかんの皮の中に混ぜたゼリー液を流し込みます。
やりたいという年下の子を気遣って、順番を先に譲るT君。
「こぼさないように・・・」とアドバイスも伝えてくれました。
譲り合いの気持ちで、順番におたまを借りて作業します。
そんなゼリー作りをするお友達をI君は少し離れたところから見ていました。
誘いの言葉をかけてみますが、こちらで一緒に作業をするという行動には出ません。
でも、実は最初からずっと料理作りを観察していたI君。
砂糖を計り終わった計量器の電源がまだ入っていることに気づくと
「僕の仕事!!」と言って電源を消してくれました。
満足そうな笑顔を浮かべ、 自分の役割をしっかり果たしてくれました!!
みんなで協力してできた夏みかんゼリーは保護者の方と一緒に食べることにしました。
果汁と果肉たっぷりの夏みかんゼリーの甘酸っぱさと香りが口の中に広がって、
みんなの「おいしい~♪」の声もわくわくハウスの部屋中に広がります。
今年度初めてのクッキングでしたが、すっかり料理が大好きになった子どもたち。
「今度はぶどうぜりーにしよう!!」「豆腐も作ってみたい!!」
その後、子どもたちは意欲あふれる言葉をたくさんナビに伝えてくれました。
今度のクッキングも楽しみです♪
(なおこ)