4月から高学年として新しいクラスが始まりました。
高学年はスクールの最高学年として、多くの行事の準備にも関わっていきます。
新しい学年のスタートとして、初日からこの一年で必要となる様々な行事の準備について熱い話し合いが、始まりました。
子どもたちの関心の的は、なんと言っても「修学旅行」です。
「そもそも修学旅行に行くのか?」から、子どもたちで話し合うのがラーンネット流。
とはいっても、もちろん今年度も行くことになりそうです。
また、修学旅行にかかる費用については、1人当たり3万円は家庭から出してもらいながらも、
あとは自分達で稼ぐのもラーンネット流。
今までの先輩達がやって来たように、自分達も動き始めました。
最初の資金集めのイベントは運動会です。
また、クラスの名前を決める議論も盛り上がりました。
議論が始まるや否や、1人の子が「ハンマー」というアイデアを提案。
「高学年として、どんな困難も打ち砕いていく」という強い意志がこめられていると話します。
その後、子どもたちは多様なアイデアを出し合いました。
「“光”学年」など言葉遊びを楽しんでいるものなども出てきました。
クラスの名前は1年間使う大切なもの。
そのため、初日には決定せず、それぞれがさらに意見を練ることにしました。
何度もの議論を経て、
最終的には「班磨(ハンマー)」「神響」「Sky」の3つに絞り込みました。
しかし、その後はどうにも意見がまとまりません。
それでも、クラス全体の名前だから「単に多数決で決めたくない」という子どもたちの思いがあります。
そこで、子どもたちは最後になんとジャンケンで決めることに。
その結果、「班磨(ハンマー)」が今年のクラス名となりました。
表記はカタカナではなく、もっと多様な意味をこめたいという理由から漢字の表記に議論の途中で変わりました。
もちろん「困難を打ち砕いていく」という思いは変わっていません。
とはいっても、議論の一部始終を見守っていたナビ(私)から
「多数決で決めたくないという思いには共感するけど、本当に最後はジャンケンで良かったのかな?
1人しか賛成していなかったアイデアもあって、それにジャンケンで決まっていた可能性もあったけど、
それでも良かったのかな?」という話をしました。
うなずく子もいれば、そうではない子もいました。私も確たる答えは持っていません。
「意見が割れてしまうのは避けられないが、その困難をどうやって乗り超えていくのか」
大人でさえ難しいこの問題(私も日々悩んでいます)に、子どもたちにはこの1年間
たくさんの議論を通じて取り組んで欲しいな、と思っています。子どもたちの成長が楽しみです。
キャンプの食事についての議論の様子
(あき)
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