ラーンネット・バンビーナはお庭のある一軒家「わくわくハウス」で温かい雰囲気の中、子どもたちがのびのびと個々の力を発揮できる少人数の幼稚園(認可外保育施設)です。
庭に咲くアーモンドの花が微笑む季節、卒園式が行われました。代表の炭谷から子どもたちにそれぞれ異なる卒園証書が渡されます。3月を迎える頃に、証書を入れるケースを作り始めます。今年度は卒園児のアイデアで好きな色を選び表面にフェルト布を貼り幾何学模様を描きました。証書の文章は我々ナビの子どもたち一人ひとりに伝えたい思いです。発想力豊かでアイディアを提案できる人、「どうしてだろう?」と考え観察力のある人、友だちを遊びに誘うことがスマートな人、心を伝えることに長けている人、失敗しても挑戦する強い人…それぞれ子どもたちの個性を綴ります。
子どもたちは自分の好きなこと、好きなあそびや大人になったらなりたいことなど聞いてほしいことを話した後、お父さんやお母さんから名前の由来を聞き、祝福され生まれてきたことを感じているようでした。気持ちに応えるように手作りのお花をプレゼントして嬉しそうな表情の子どもたち。
やりたいこと発表会ではピアノを弾いたり、保護者と一緒に3択クイズをしたりして楽しい時間を過ごしました。
バンビーナの発表は園生活で楽しんでいた「ダヴィンチの橋」です。3学期の初めに、割り箸に色を塗り机の上で挑戦し始め、だんだん一人で作れるようになると子どもたちの中で「もっと太い木にしたら渡れるかもね!」なんて会話も飛び交うようになり1mほどの木を用意しました。渡ることはできませんが、割り箸より長く太い木の橋を作る時は、皆で息を合わせて協力しないと橋は架かりません。最初は失敗すると「もういやだ‼」泣いたり、怒ったりする子どもたち。何度も繰り返し挑戦していると「失敗しても大丈夫だよ、もう一回つくろう!」お互いに声をかけ合う姿が見られるようになりました。卒園式の披露では、組まれた橋の上になんと椅子が4脚も乗り大満足♪
ナビからの贈る言葉のあとは歌を唄いました。指揮をしたりピアノを弾いたり。言われたことや決められたことをするのではなく、自分がやりたいことを選び行動する。私たちナビは子どもたちの好奇心や探究心を引き出すことができるようにナビゲーションします。卒園式でもいつもと変わりません。「やる‼」その場で挑戦する意欲あふれる姿が見られました。
暖かいぽかぽか陽気の中、厳かな式とは一風変わった「わくわく」するバンビーナの卒園式では笑い声や話声が絶えないとても素敵な時間でした♪
※スクールのスタッフは子どもたちの探究的な学びをナビゲートする役割なので、「先生」ではなく「ナビゲータ」略して「ナビ」と呼ばれています
(ハナユキ)
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