OB・OGの活躍

お母さんから見た6年間で得たもの

保護者インタビュー第二弾です。
今回は、ラーンネットに小学一年から六年まで通い、私立中学校に進学したI君のお母さんへのインタビューです。

Q. ラーンネットに入るきっかけは?
自分自身が大学時代にイギリスに一年間留学した時に、日本では優等生だったのに、むこうでは自分の意見がなく、議論に入れなかったという経験があった。英語力より自分の意見を持つことの重要性を感じた。
他の大学生を見ても、子どもの時はいきいきしていても大学生になると自分のやりたいことがなかったりすることに疑問を感じていた。
自分の子どもができて、学校を探した時にラーンネットを見つけ、「比較しない・テストをしない・出る杭を伸ばす」という特徴にピンときて、入れたいと思った。子どもも体験して「ここに入りたい」と気に入った。

Q. ラーンネットに入ってからの子どもの変化・成長は?
自分の好きなことを自分で見つけて実行し続けた6年間だった。期待以上だった。低学年ではダンボール工作にはまり、どんどん腕を挙げ、「人動販売機」という傑作も作った。その後電子工作に移行し、中学での「ロボット部」につながっている。
3年生以降には写真にもはまり、プロジェクト学習でピンホールカメラ作り、現像、印画紙づくり、引き伸ばし、二眼レフ撮影、一眼レフ撮影、デジカメ、フォトショップによる編集など、どんどん広がっていった。自分でプロのカメラマンに撮影方法を学んで来て、それについてプロジェクト発表をした。親はほとんど手伝っておらず、子どもが主体的に進めた。

Q. 親として心がけたことは?
子どもの好奇心や創造性を奪うようなことは避ける。正解のあるようなプリントは自分の考えを奪うのであまりさせないようにした。本の読み聞かせはたっぷりした。テレビ無し。

Q. 学力や受験については?
5年生の時に見学に行った中学校がラーンネットと似た探究型のスクールで、本人が気に入り、行きたいと行った。行きたいという気持ちがあるので本人も頑張って合格できた。スクールのマイスタディの時間等を使った。塾には行かせなかった。自分で考えて勉強して欲しかったので。

Q. LGSで身につけたことは?
自分の意見を考えて伝える力は鍛えられているので、中学に行ってからも議論をリードしている。テストも最初こそ戸惑いはあったがちゃんと対応できている。
なにより、好きなことを見つけて将来のビジョンも描けているのが良い。