フルスクール高学年「班磨」クラスが自分たちで企画運営したローダーキャンプ後編
前編はこちらから
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「天空に続く星のブランコ&外遊び」
二日目のメインプログラムは、日本有数最大級の吊り橋 星のブランコ。
もちろん、外は炎天下。ロッジから歩くこと1時間。大きなやかんを交代で抱えて水分対策はバッチリ!行きかう人に挨拶して山道を歩く。そのうち、
目の前に広がるほしだ園地の緑に溶け込む大きなブランコが現れてきた。
標高180m橋長280m 最大地上高50m の木床版吊り橋で人道吊り橋としては、全国的にも最大級のもの。天空の夢の橋を渡り、目指すはやまびこ広場。そこでおなじみのケイドロが始まる。どんなに暑くても遊べる人達はすごい。来る前は、部屋の中でずっとトランプしたいみたいだったけど、予定通り来て良かったという声は大きかったです。
「これだけは、外せない!温泉タイム」
なにを我慢してもここだけは絶対行きたい 湯元水春。今回は男女に分かれて、1日交代で行くことに。キャンプの疲れを癒す湯につかってみんなで語るひと時は何とも良い時間のようです。
「時間がない!」
もう一つの難関は、時間でした。
細かく釜戸時間が区切られているため、時間の制約がありました。
最終日、ロッジと釜戸のチェックアウトが9時30分と早く、ロッジの片付けとご飯作りを段取りよくこなさないといけません。もちろん使える時間を増やせば良いのですが、釜戸を15時まで使うとなると2400円のお金がかかります。事前にみんなで話し合って、最終日も9時30分までに朝と昼のご飯作りを終える予定でした。みんな薪を探し、薪を造り、食材を切りとこの時は心は一つになりよく頑張りました。しかし、どんなに頑張っても無理。時間に余裕を持たせようとここでみんな納得。ゆっくりすることに決めたのです。
いろんなことがあったけど・・・
本当に色んな事があったリーダーキャンプでした。まず「時間」・「お金」・「プログラム進行」。一つのことにこだわり過ぎてたら時間が無くなってしまうこと。優先順位というものを考えること。あんまりケチったら動きが取れなくなること。しかし考えて買い物しないとお金を無駄に使ってしまうこと。自分の気分でやりたいことを主張することはどういうこと?!多くの考える点をこのキャンプで考えることができたと思うのです。本質的なリーダーキャンプは、「リーダーになるためのキャンプ」
「リーダーとはなんだろう?」を考えるキャンプです。
クラスを受け持つナビゲータは、子ども達に問いかけました。
「みんなはどんなリーダーになりたいの?!」
・・子ども達は、今、9月の全体キャンプに向けて動いています。
「時間」を意識して、早めに計画してどんどんやって行こう!今学期終わるまでにここまで決めてしまおう。キャンプで作るご飯を作ってみようよ。薪を拾っておこう。火おこしの練習して教えられるようになりたい。と、自分達で考えます。これってすごくないですか。
本番は、例年通りの場所だから考えやすいし、安心です。
みんな一人一人が、自分らしくリーダーとして活躍できるように願っています。
(いし)
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