フルスクール低学年クラスの今年度最初のテーマ学習は「わたしとあなた」に取り組みました。新しいクラス、新しい友達と知り合うのはもちろん、自分ってこんな人を再認識して、人に伝えることを意識して実施しました。
まず、自分が好きな食べものや好きな遊びなどを「わたしってこんなひと」シートに書き入れました。その後グループでシェアした時、聞いている人は「誕生日が同じ月!」「わたしもグラタン好き!」など、自分と同じことがあると嬉しくなって発言していました。
次に、名前の秘密を家族に教えてもらってシェアしたり、宝物紹介の時には、自分の宝物を持ってきて早く見せたくてしょうがない子もいました。
自分のことを見てもらう・相手のことを見る・相手に伝える・相手の話を聞くことを毎回体験していきました。
今回のテーマではしっかり聞いてほしいので、グループやクラスでシェアした際には、話してくれた相手へ、付箋でメッセージを書くことに取り組みました。
1年生は字を習い始めたところなのもあり、まだまだ「何を書いたらいいかわからない」状態からのスタートでしたが、隣の2年生が自然と手伝ってくれる姿も見られ、素敵な空間でした。回数を重ねる毎に、みんなの聞く姿勢が変わってきて、真剣にかつ興味を持って聞いているように感じました。
最終回は「得意技紹介」です。それぞれが見せてくれた特技はその子らしさが全開でとっても面白かったです。ホッケーやサッカーの試合での様子、バイオリンの発表会、家でのゲームやうんていをしているところを動画で見せてくれる子もいれば、ピアノやあやとり、タロット、読み聞かせ、絵を描くのを部屋の中で披露してくれる子、外に出てサッカー、木登り、走るのを見せてくれる子など15人15通りの得意技紹介でした。小さい声で紹介している子の時には、みんながとっても静かにして、一生懸命聞き耳を立てていたのにとっても感動しました。
相手へ興味を持つことは、お互いに知り合うための最初のステップです。「すごいなあ」「なんでやろうと思ったの?」などその時に感じたことを相手に伝えて、自分が知らなかった世界が見えて目の前に広がっていく。それこそがリアルで学ぶ場の醍醐味なんだと思います。自分の興味の幅が少しでも広がってくれたらいいなと思いながら、皆の紹介を見ていました。そしてメッセージをもらった子は1つ1つ読んで、嬉しそうにしていましたよ。
(まっきー)
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