低学年のテーマ学習「おおむかし」が始まりました。
今回は【むかしがあるから今があるねん!】を伝えたいと考えています。
これまでの授業内容を振り返ります。
◆1回目「日本列島の成り立ちと骨からわかる昔のこと!?」
時間をかけて少しずつ大陸から離れていった、列島形成の過程をクイズ形式で考えました。
クイズにめっぽう強い子どもたちは、どんどん正解を見つけていきました。
沖縄で見つかった最古の日本人「港川人」ってどんな顔だったのかな?
頭蓋骨の写真をヒントに、自由に想像してお絵かきしました。
◆2回目「縄文って長―い!!」
年表絵巻を使って、歴史の長さを体感しました。
「うわ!じょうもんて、めっちゃながいねんな!」
子どもたちから次々に声があがりました。
次に、おおむかしの暮らしを想像する時間をつくり、お絵描きチャレンジをしました。
「むかしの家は三角やってんで!」
「まいにち、マンモスを食べてたんだよ!」
「”チータの毛”を使って服を作ってたはず!」
「かべに絵をかいてた!」
「パンツを大きくかきすぎた!」
「あのね、むかしのひとはこうやって火をつくってたんだよ!」
お互いの絵を見比べているうちに、あっちこっちから笑い声が聞こえてきました。
◆3回目「丹波竜の里公園見学」
丹波竜発見の地「丹波竜の里公園」へ出かけて、化石発掘体験と恐竜発見現場を見学しました。
一通り説明を聞いて、いざ発掘体験がスタートしました。保護用メガネを着用し、ハンマーでカチカチと石を割っていきます。我先にと自分で割った石の断面を見せにいく子どもたち。1つ、2つと卵殻化石が見つかると、「負けてられるか!」とさらに気合いが入っていました。
丹波竜・発見現場の見学では、なんと第一発見者である村上茂さんが同行してくださいました!
地域一帯の地層のことや、恐竜発見時のエピソードなど、わかりやすく説明していただきました。
人類誕生の前には、恐竜の時代があった。
そして、当時の生き物や食べ物のことは、「化石」によって知り得ることがわかりました。
◆4回目「火おこし体験」
おおむかしって、どうやって火を作ってたんやろう?
ということで、グループごとに火おこしの準備をしました。
- 薪を集める
- 小さいものから大きいものの順に並べる
- 組み立てる
麻ひもをほぐして火口が用意できると、いざ火おこしが始まりました。
◆5回目「田能資料館見学」
弥生時代の集落跡である田能資料館に行ってきました。資料館には土器・装飾品類、お墓などが展示されています。632個の石を使って作られたという「首飾り」をみて、皆興味津々でした。館外では、竪穴住居や高床倉庫など復元された建物を見学。建物のなかに入ると、地面よりも低い位置に座っていることや、かまどの煙が天井の穴から抜けていく様子など、実際の暮らしを身近に感じることができたと思います。石包丁体験では、持ち方を細かく教えてもらってから作業に入りました。
自分の身を持って体験したことによって、当時の暮らしを知るヒントになればいいなと思います。
次回以降は、縄文・弥生時代の暮らしがどんなものだったのか、本や資料を参考に詳しく探っていきます。
後半も楽しもう!
(ばけい)
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